受験期間中の収入はどうするの?/解答速報

行政書士試験の受験生は、サラリーマン・主婦・学生・他資格開業者などがほとんどで、受験勉強浪人型の受験生は多くありません。しかし、行政書士試験合格後の独立開業を見越して、合格前から関連する仕事で収入を得たいと希望している人は多くいます。それらの人が選択する仕事には、どのような仕事があるのでしょうか。

行政書士事務所の補助者

まず一番に考えられるのは、行政書士事務所の補助者(事務員)です。行政書士法施行規則第5条は「行政書士は、その事務に関して補助者を置くことができる。」としており、行政書士事務所の補助者は、実務経験のない行政書士試験の合格者や受験生にとって、人気のある仕事です。
しかし、募集件数も採用人数も多くはありませんので、常に募集がないかインターネット等を使い、注意しておく必要があります。最近は、数名の行政書士で、一緒に共同事務所を開設するケースも増えており、このような場合、事務仕事はお互い保管し合って、効率的に事務所運営し、補助者を雇用していない場合が多いようです。また、収入の面では高給を期待することは難しいでしょう。
行政書士事務所への就職が難しい場合には、もう少し選択の幅を広げて、法律事務所や司法書士事務所の事務員、企業の総務部や法務部など、法律に携わることができる職場で探してみるという手もあります。

一般企業への転就職

まったく違うアプローチとして、独立開業後を見越した仕事の選択を考えることもできます。行政書士があつかうことのできる書類の数は、実に9,000種類以上、他士業と比較しても、業務範囲が非常に広くなっています。
開業している行政書士は、この膨大な業務範囲の中から、自分の得意分野を持ち、他者と差別化することでクライアントを掴んでいきます。行政書士は、いかに専門分野を深めていくかが、他士業と比較してもより重要なのです。お持ちのキャリアを実務にどのようにつなげられるかを考え、その業界知識を深めていくことも開業準備のひとつと言えます。つまり、その職場で得られるものが何かという視点で、法律関連業務に固執することなく転職先を探す方法もあります。

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